美容室のカラー VS 市販のカラー

 

こんにちは!名古屋・東山公園駅の美容院Micro(ミクロ)の江崎将大です。

 

今回は、美容院のカラーと市販のカラーについて。

 

突然ですが、この2つの薬自体の違いをご存知の方はいますか??

 

 

中々いませんよね。

実際、僕も細かい薬の成分の違いまでは知りません!!!w 市販品は余計な香料が入っていたりするが、美容室のは「髪に良い成分入れています」なんて言われますが、大まかな作りは大して変わらないそうです。

じゃ何で美容室のカラーは高いのか?今回はその辺りを掘り下げて考えていってみましょう!

 

 

美容室のカラーVS 市販のカラー

 

市販のカラー。安いですよね〜。コンビニでも手に入りますよね〜。泡のやつなんて簡単に染められるし。緊張して疲れる美容室に行く手間もないし!

最高じゃないですか!市販のカラー剤!

でも美容師さんに、

「市販のカラー剤は傷む!だからやめて!」

と言われたことのある人は少なくないと思います。

では、なぜ市販のカラー剤は傷むのか?

 

 

その本当の理由は、カラー剤自体と言うよりその使い方にあります!!

どう言うことか説明して行く前に、大前提として髪は傷んだら絶対に元に戻らないと言うことを理解しておいて下さい。トリートメントしても直ることはありません。(この辺はまた今度詳しく書きます。)

で、それを理解して頂いた上で例えばこんな髪の状態があったとします。

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この段階では、根本は1ヶ月かけて新しく生えてきた自毛の髪があります。

これを毛先までカラーしていきましょう。

すると…

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髪にはこんな履歴が残ります。

もともと1回カラーされていた部分には2回のカラーによるダメージを与えたことになります。

で、これが1ヶ月経つと…

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自毛が伸びてこうなります。

そしてまた毛先までカラーすると…

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こんな感じに。

1ヶ月前に染めたとこは2回。それより下は今度は3回分のダメージになります。

では、これを毎月続けていくと?

 

 

もうお分かりですね。

カラーすればする程に、キレイさが減点法で失われる髪は、傷んでいきます!

 

では、これを避ける為に出来ることは?

 

黒染めしてカラーをやめますか?

それも一つですが、そもそも市販のカラー剤を買ってまでカラーをすると言うことは、自毛よりも少しでも明るくしていたいと言う方が多いはずですよね。

 

そんな方の為に!

 

新しく生えてきた自毛だけ染める『リタッチだけをする』という方法があります。

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これなら既に染まっていた部分を染めないので、ダメージが蓄積されることもありません!

 

僕の担当させて頂いているお客様なら良く『毛先の色、気にしてますか?』と僕がお伺いすることがあると思うのですが、これはそういうことなんですよ♪

 

 

成る程そういうことか、じゃ、市販のカラー剤を使ってリタッチを!

 

……

 

んでもそんなの難しいですよね^^;

 

そこには美容師の技術が必要です。美容師の僕らでもリタッチをキレイに繋ぐことは、拘れば拘るほど難しいものです。

 

それなのに一般の方が同じことをするなんて至難の業。

 

結局毛先まで薬がついてしまうので、『市販のカラー剤は傷む』と言うことになってくるんですね。

 

でも、「傷みなんて気にならないから安く済ませたい」と言う人はそうしたら良いと思います。こればかりは価値観ですからね!

 

 

 

また、僕らは毛先まで染めるにしても、ご希望の色に持っていくのにカウンセリングをして、次のようなことをしています。

 

・髪質のチェック
・現在の髪の履歴
・適正なカラー剤の選択と配合
・適正な量で塗布
・状態による塗り分け

 

それぞれを見極めながら施術することで、最小限の傷みに抑えて最大限のキレイな色を出しています。

 

例えば、風邪の時に原因や症状が分からないまま市販の薬を飲むよりも、お医者さんに行って診てもらい、適正な薬を処方してもらった方が早く治りますよね^ ^そんなイメージです。

 

僕たちはこれを出来るようになる為に、沢山の時間をかけて、時には失敗もしながら経験を積み、技術と知識を得ています。

美容室のカラー代金はその眼に見えないものへの対価なのだと思います。

あなたはどちらを選びますか?

 

 

 

読んで頂き、ありがとうございます。

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