こんにちは!名古屋・東山公園駅の美容院Micro(ミクロ)の江崎将大です。
今回は、美容室でカラーリングをした時に頭皮がしみてしまう人の為の記事です。
ヘアカラーがしみる原因
それは、ヘアカラー剤に含まれる『ジアミン』という化学成分が大きく関係しています。
ヘアカラー剤の中身については、ざっくりこちらで書きましたが、
ジアミンとは、記事の中で紹介した染料の一種で、髪を綺麗な色に染めるのに優秀な働きをするものです。
それに頭皮が反応をする訳ですが、少しだけのヒリヒリ感ならまだしも、アレルギーを起こすと人によっては、『かぶれ・湿疹・ただれ・むくみ』なんて症状が出てしまうんです。
オシャレはしたいけど、こんな症状が出てしまっては考えものですよね…。
また、アレルギーの他の原因として大きく関係してくるのが、 頭皮の皮脂 。
皮脂は、頭皮を覆う膜になる働きをしていて、その膜=バリアが無かったり少なければ、しみてしまうということになります。
では、どういう人がその膜が少ないかと言いますと
・元々お肌が弱い
・乾燥肌
このような方は、しみやすいと言えます。何故なら、お肌と頭皮は一枚の皮で繋がっているので、肌が弱いor乾燥する=皮脂の分泌が少ない=頭皮も膜を覆いづらいと言った関係になるからです。
また、いつもしみなかったのに突然しみるということもありますが、それには
・その日の朝、シャンプーした
・頭皮に傷がある
・ホルモンバランスの乱れ
・寝不足
こういった理由が考えられます。
では、次は対処法をご紹介していきましょう。
ヘアカラーのしみることへの対処法!
まずは、お客様側で出来る対策をざっくりあげると、
・美容室へ行く日はシャンプーしない!
・前日しっかりと睡眠をとる!
・傷がある場合は事前に言う!
こんなところになりますが、実際よりしみないようにするには、美容師側の対処がとても大切。ですので、基本的にはこちらからしみたことがあるか聞くようにしていますが、そう言った経験がある方は、カウンセリングの時に事前に伝えて頂ければと思います。(特にご新規の方)
具体的な美容師がする対処は2つあります。
対処①保護スプレーをする
こちらは、頭皮用の保護スプレーと呼ばれるもの。
頭皮全体に直接スプレーするのですが、このスプレーは簡単に言うと油分が含まれていて、それが皮脂の膜の代わりになって、頭皮にバリアを張ってくれるのです!!
重度にしみる方でなければ、大体これで緩和されますよ♪
対処②頭皮にカラー剤をつけずに塗る
僕の場合ですが、このようにウィービングカラーと呼ばれる特殊な技法で塗り、頭皮に付かないようにします。
髪を分けとって、
専用の板を使って塗るのですが、
この板のお陰で、カラー剤を頭皮につけない繊細なカラーが出来るというわけです。
興味ある方は動画でどうぞ。
このように頭皮に付かなければ、しみることはありませんよー!
ちなみにウェービングカラーは、カラー剤を根元へ向かって徐々に少なくなるように塗っているので、自ずと仕上がりは根元に向かって暗くなるようグラデーションがかかり、 伸びてきてもプリンにならない と言うメリットもあります♪
ただし、やっていないお店もありますので、そういった場合は
と、このような対処を美容師側ではしていますので、先述したお客様側の対処と合わせてすれば、しみることはなくなると思います。
ちなみに白髪染めの場合は、白髪の割合によってはウィービングでは染められないので、ベタッとしっかり塗ります。もし、保護スプレーをしてもらってもしみる場合は、マニキュアやヘナで染めることをお勧めします。
まとめ
薬を頭に乗せられて放置されるだけでも不快なヘアカラー。その上、しみるなんてことがあっては、髪を染めるのも考えものですよね。
オシャレは我慢なんて言ったりしますが、我慢しなくて済むならしない方がいいです。笑
今回ご紹介したような対処を行っていただければ、きっとより良いヘアカラーライフが送れると思いますので、是非ともご参考にしてください。
読んで頂き、ありがとうございます。
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