こんにちは!名古屋・東山公園駅の美容院Micro(ミクロ)の江崎将大です。
本日は、僕の得意な3Dハイライトカラーについての記事です。
(3Dハイライトカラーについて詳しくはこちら)
自然な3Dハイライトカラー!
上の記事で僕は、
と熱く語っていましたが…
ブリーチ使わないパターンもやります。
上の記事を見ると《3Dハイライト=ブリーチ=傷む》言う公式が浮かんでしまいそうなものですが、一口に3Dハイライトと言ってもお客様のニーズによってその工程は多様に変化させます。
どういうことかは、ご協力頂いたお客様の実際の施述風景を見てもらった方が分かりやすいでしょう!
髪の履歴とお悩み・ご要望
こちらのお客様の履歴はこんな感じ。
・2年前ぐらいまではカラーをしていた。
・前回10月にパーマをかけた。
ほうほう…
パーマは取れては来ているが、少し残っている感じも気に入っているそう。(ちなみにかけたのは僕。ども。)
そしてお悩みは、
・出産後から髪が"ペタッ"とする気がする。
・毛先の傷みが気になる。
ふむふむ…
これは分かりやすいと思うのですが、皆さんお気づきでしょうか?
そう、毛先だけかなり明るくなっていますね。
ぐぬぬ〜。
原因はこの部分に2年前にカラーをした部分が残っていて、そこにパーマをしたことにより色が抜け落ちてしまったから。これでは余計に傷んで見えやすいですね…。
で、ご要望としては
・上と下の色が分かれてしまっている感じを自然に馴染ませて欲しい。
・パーマの動きを強調させたい。
と。
ここまで聞いたら僕の頭の中ではこんな図式が…
1.傷みが気になる
→塗る髪を少なくすればいい。
2.髪がペタッとする
→立体感を出す。
3.上と下を自然に馴染ませる
→グラデーションにする。
4.パーマの動きを強調
→筋感を出す。
シャカシャカシャカシャカ……
チーーーン
「…こりゃ完全に3Dハイライトカラー
するしかねっぞ…。」
NAZEDA!?
説明していきましょう。
3Dハイライトカラーのさらなるメリット!
立体感や筋感は、前回の記事でそのメリットはお伝えしていますが、今回のようなケースではまた別の側面でのメリットが更に2点あります。
それはなにか?
①傷みが少ない!
何故傷みが少なくなるのかは、こちらをみてください。
3Dハイライトは、このようにアルミホイルで包んだ部分だけを染めていきます。
今回の場合は残りの部分は塗りません(塗る場合もある)。てことは、その部分は全くカラー剤がつかないので傷むことはありませんよね!
ちなみにアルミホイルで包まれている部分は今回の場合、髪全体の内の約25%ほど。傷みも全体を染める時に比べると約4分の1になると言う訳です!!
②グラデーションをかけやすい!
これに関してはこちらの動画をみていただくとわかりやすいと思うのですが、
このようにアルミホイルの上で塗ることで、より一本の髪の筋に対して繊細な塗布量の調節が出来ます。
ですので今回のケースのように、毛先の明るいところへ自然に馴染ませるということに適していると言えるのです!
では仕上がりを!
(キターーーーーーー(´Д` )ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!)
…はい、いかがでしょうか?
上から下に綺麗なグラデーションで馴染んでいるのが分かると思います。
並べると分かりやすいですよね!
更にこのように、
立体感や筋感が出て動きを強調してくれています!!
髪をかき上げたり、振り向いたり、風になびいたりするとまた違った表情を見せてくれます♪
近くで見るとこう。
(キキキキキキターーーーーーー(´Д` )ーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!)
染めてない部分があんなにあってもここまで綺麗に馴染むものなんですねー!!それなのに全体染めよりダメージが減らせるなんて…こりゃやっぱええわぁ〜。
まとめ
自然な3Dハイライトカラーはいかがでしたか?ブリーチ無しのハイライトの 気配 もいいものだと思いませんか?
同じようなお悩みを抱えている方がいたら、是非チャレンジしてみてください。
最後になりますが、今回はあくまで僕個人の提案であり、お客様のご要望に対してどんな提案やアプローチをするかは美容師それぞれだと思います。
僕の場合は、お客様の“素材美”を活かしたい、または壊したくないという想いがあります。何故なら、流行り廃りや変に異性を気にしたりしない“ありのままの素材に似合っている髪型”というのが一番素敵だと思っているので。
今回はそんな僕の想いからの一つのご提案例でしたー。
読んで頂き、ありがとうございます。