【髪の大辞典】ヘアマニキュアと(アルカリ)カラー剤って何が違うの?

 

こんにちは!名古屋・東山公園駅の美容院Micro(ミクロ)の江崎将大です。

 

今回は【髪の大辞典】をお送りします!

第二回は…

ヘアマニキュアとカラー剤の違い

マニキュアと言えばこんな感じの物。

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これをカップに出してそのまま塗っていきます。

上のリンクの前回カラー剤編では、

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このように1剤と2剤に分かれていて、これらを混ぜることによる化学反応で髪を染めるという説明をさせて頂きました。

しかし、マニキュアは上のようなチューブからカップに出してそのまま塗るだけ!!

言わば、絵の具のような使い方をする訳です!こりゃ手軽!

んでもメリットデメリット色々あるんですねー。

またまた塗ると髪に何が起こっているか絵で説明していきましょう!

 

マニキュア塗布!

まずは塗る前。

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前回ご説明しましたが、髪の中にはこのようにメラニン色素と言うものが含まれていて、カラー剤は主にここに働きかけるのでしたね!

では、マニキュアはどうなんでしょう?

塗布します!

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カラー剤ではこの段階で、キューティクルを開いて髪の内部に浸透していっていましたが、マニキュアにはそんな反応はありません!メラニン色素も破壊しません!

 

マニキュアはこんな感じ!!

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髪というのは元々プラスイオンマイナスイオンを帯びています。そして、マニキュアの染料はマイナスイオンを帯びていて、それを塗布することで図のように髪のプラスイオンと結びつくのです!

その結果、髪の表面に色が吸着し、

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染まり上がるという仕組みなんですねー!

イオンの力、それは例えば

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磁石のように!

 

はたまた、

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アダムとイヴのように!!

強力な結びつきを見せる訳ですね♪

 

で、注目してほしいのが“メラニン色素を破壊しない”ということ!

前回、カラー剤による髪のダメージの大半は、メラニン色素の破壊による物だとお伝えしましたが、マニキュアはそれがありませんので、ダメージすることもほぼ無に等しいです!

が!!

メリットは時としてデメリットにもなり得ます。世の中そう甘くはない…。

どういうことかというと、

メラニン色素を破壊しない
(てことは)➡︎脱色しない
(てことは)➡︎黒髪は染まらない

ということになるのです。(正確には染まらないと言うより分かりづらい。)

でも明るめの茶色の方や白髪の方を染めるのであれば、ばっちり染まりますよ♪(色の表現の幅はカラー剤に比べて極端に少ないですが…)

例えば、田舎にたまにいる紫の頭したおばあちゃんは、たいていマニキュアで染めてます。笑

 

また、

カラー剤はキューティクルをこじ開けて、髪の内部へ色素を定着させるのですが、マニキュアは髪の表面に吸着・コーティングをするだけ。

ですので、約3週間ほどで剥がれて色落ちしてしまうというのも弱みなのですねー。

 

 まとめ

ヘアマニキュア
▽メリット

・傷まない

・しみたり、かぶれたりしない

▽デメリット

・色持ちが悪い

・明るくできない

カラー剤
▽メリット

・色味が幅広い

・色持ちが良い

・明るくも暗くも自由自在

▽デメリット

・傷む(特に明るくすると)

・しみたり、かぶれる人もいる

 

こんなところでしょうか!

最終的にはどちらでカラーしていくかは美容師さんに委ねることになるとは思いますが、マニキュアのメリットに魅力を感じるのであれば、一度マニキュアでお願いしてみるのもありかもしれませんね♪

 

 

読んで頂き、ありがとうございます。

 

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