【髪の大辞典】パーマってなんでかかるの?その仕組みを大公開!

 

こんにちは!名古屋・東山公園駅の美容院Micro(ミクロ)の江崎将大です。

今回は、髪の大辞典!パーマがかかる仕組みを説明していきます。

不思議ですよね〜。パーマってなんであんなウェーブやカールがつくんでしょ?

 パーマがかかる原理

一般的なパーマはこのように

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1剤2剤を使っています。

前処理、中間処理、後処理剤なんてのを何かしら付ける美容院もありますが、基本的にパーマはこの1剤と2剤があればかかります。

中身はざっくりと、

1剤
還元剤+アルカリ剤+α

2剤
酸化剤+α

このようになっています。

パーマをかける大まかな手順としては、

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まず、このように髪の長さに合わせて出したいウェーブを計算しながら、ロッドを巻きつけていきます。

ここに先程の1剤を塗布

そして少し時間を置いて、ウェーブやカールがついていたら、一度薬を流してから2剤を塗布して定着させていく、と言った流れです。

シンプルですねー。簡単そー。笑

でも髪質に合わせた薬を選んだり、放置時間の調整、または希望の仕上がりにする為のカットがとても大切で、一筋縄じゃいきまへんのですわ。いかに最小限の傷みでかけるかを試行錯誤しています。

では、髪の内部ではどのようなことが起こっているのでしょう?図を使って説明していきます。

 

 髪の中ではこんなことが!?

まず、髪はほとんどがタンパク質で出来ていましたね?

(詳しくはこちら)

そのタンパク質というのが複数あり、イメージではこんな感じで結合しています。

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ハシゴの様な形状でタンパク質同士がくっつきあってるんですね!

では、この髪を…

 

ロッドに巻きます

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ロッドに巻きつけることで少し変形します。

ここに…

 

 1剤を塗布

1剤のアルカリ剤がキューティクルを開き髪の内部へ還元剤が浸透します。すると、

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この様に先程の結合が切れます。そしてこの状態で少し時間を置いて、外してみてパーマがかかっていたら一度流して…

 

 2剤を塗布

2剤の酸化剤が髪を酸化させることでこのように、

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新しい結合に変わります。

これでロッドを外すと…

 

 パーマがかかる

パーマがかかって形がつくんです!

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ほえー!こんなことが髪の中で起こってはるんですねー!

不思議でしかない。笑

 

 ちなみに…

2剤の時にうまく結合出来なかった部分は…

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パーマのダメージの原因の1つとなります!

これはお客様がどうにか出来る問題ではないですが、あなたが信頼している美容師さんならきっとうまくやってくれるはずです♪

 

僕が実際のお客様にしたパーマの仕上がり。

 

 ショート×くせ毛風パーマ

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 ボブ×ワンカールパーマ

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 ミディアム×ゆるふわパーマ

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 まとめ

パーマの仕組みは、いかがでしたでしょうか?

ちなみに僕がスマホで頑張って図を作って説明したこの理論…

100%言い切れないそうです。爆

でも美容師みんな、ほぼほぼこの理論で習うんですけどね。言い切れないのは、パーマ中の髪の内部が見れないから!!

だってあんなほっそーーい髪の内部で何が起こっているかなんて、そう簡単に見れるもんじゃないですからね。もう一言で言えば、

髪の内部は宇宙です。

もう一度ビブラートを効かせて言います。

髪の内部はぁあぁあ宇宙でぇえすぅうぅう!!

はい。訳わかりませんね。

そんなこんなで髪の大辞典、終わりにします。

 

読んで頂き、ありがとうございます。

 

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